腸の中の細菌が、善か悪かの判定は、「便」を観察すれば簡単に答えが出ます。
そのポイントは
善 悪
1. 色が黄色い 1. 色が黒い
2. 臭いが薄い 2. 悪臭が強い
3. 形がバナナ状 3. 形が不揃い
4. 定期的に出る 4. 不定期に出る
これらの項目をチェックするだけで、自分の食生活や腸内細菌の善悪が判別できます。腸内細菌は、歳をとるだけでも悪化して、「おじいちゃんの入った後のトイレは臭い」などと言われるようになります。
このような状態になると「腸内腐敗」と呼ばれるようになり、便秘や大腸ガンなどいろいろな障害、病気が出てきます。
色が黒くネットリして何か腐ったようなニオイのうんち、このような半練状のうんちは、食物繊維の少ない欧米型の食事の影響だと、あるうんち博士は言っています。
健康な日本人が排便する量は、一日に200g前後。食物繊維をたくさん食べるため。欧米人に比べて2倍から3倍量が多い。
色は明るい黄褐色、形はバナナ状で、太さ2cm、長さ15cmのもの2本というのが理想的とのこと。
ところが、食生活の欧米化やグルメ化よによって、日本人のうんちも次第に欧米なみになりつつある。 黒褐色で、ネットリした半練り状で、柔らかく、小さめのものが主流になってきている。
また、不規則な食生活やバランスの悪い食事内容から、下痢や便秘を繰り返す人も増えてきている。
うんちが黒くコールタールのように なったら、胃潰瘍や胃ガンの疑いが出てくる。極端に細くなったり、胃腸の粘血便になったら、大腸ガンが疑われるので、すみやかに検査を受けることをおすすめする。
毎日うんちを観察すべしという、うんち博士とよばれる東京大学の光岡知足先生は、
「うんちは確かに食べ物が消化・吸収された残り滓ですが、からだの状態を知らせてくれる腸からの手紙でもあります。汚いといってうんちを已み嫌うのではなく、毎日観察すれば、自分の健康状態がどうなっているかを知ることができるのです」
さあ~~~みなさーん今日からしっかりとうんち観察をして、自分の今の健康状態を把握しましょう。
明日は、うんち第二弾 便秘についてです。ご期待ください。