凡平さんから戴いた賀状の一部である。凡平さんについては柳原整体療術院の中の【こころのゆりかご】→シャングリ・ラ美術館の中に資料を展示している。生き方全てに躍動を感じさせるものであったが年賀状からもそれがほとばしっている。
「新年おめでとう」と書いても形式だけに感じられるあいさつ文と、心の底から「おめでとう」の喜びが感じられるものがある。凡平さんは後者だ。
挨拶を交わしても心を音に変えていた。普通の人は言葉を音に変えているだけだ。全身全霊を込めた一言一言、全身全霊を込めた一字一字、凡平さんからは、それが伝わってくる。
年賀状の元は木(パルプ)だ。かっては地上の炭酸ガスを吸収し、さらに人間に酸素を供給してくれていた大切な命の源を創造する役目を果たしていたものだ。
その木(氣)の力を大切に生かすためにも、一年に一度くらいは真剣に、一字一字に真心をこめて年賀状に書きしたためるのが木にたいする礼儀だと思う。
紙は神・・・・私たちの心を伝える媒体なのだ。今日から年賀状の受付開始。今一度年賀状に感謝して送り出すことを願っています。