△ 「学校の理科の実験に使うからメダカを10匹欲しい!…」と孫娘に頼まれていたので朝6時から玄関に置いてある大形の水槽から元気のよいメダカを取り出して學校に行く前に届けた。
「仮死状態を観察するから死んでしまうかも知れないよ」とも言っていたのでネットで『理科の実験…メダカの観察』について調べてみた。水をかき混ぜての行動観察とか卵の温度による孵化実験などは書かれているが『仮死状態』という言葉は出てこない…もしかしたら氷でも入れて温度を下げて冬の冬眠の実験観察でもするのだろうか?
先生がクラスの生徒にメダカを飼っている家庭を聞いたが該当者がなかったため孫娘が手を挙げたらしい…本来は教材用に使用するのなら先生がメダカ販売しているペット販売店で買って準備すべきなので、家庭で愛情かけて育てているペットを”たかがメダカぐらい!”と安易に考えたとしたらそれは『生き物の命の軽視』になる。
観察実験を無事に終えて帰ってくることを祈りながら生命力の強い黒メダカを選んだ…少し大きめの瓶に入れて渡したが学校まで持って行って、実験に使ってまた持って帰ることを考えると生存率は極めて低い。
メダカは流れがなければバラバラに泳いでいるが流れを作ると必ず流れに向かって一斉に泳ぐ習性を備えている…人間もみんなバラバラに生きているようだが社会の流れという流れの中で反応しているのだろうか?
人間の本当の習性は川上(かわかみ)に向かって泳ぐらしい…その川の上(かみ)が神だという説がある。自分の心体の中にある内なる川の上(神)の無限の上流目指して遡る旅…自己探求の旅。