△ 「胃ガンで手術を勧められています。多分全摘の手術になります…」と今年2月に婚約者と一緒に相談に来院したKさんが4月20日に手術をし、退院後さらに3ヶ月経過した昨日近況報告に来られた。
2月の時点では”手術が早い方が良いのか…それともその他に何か手立てはないものか?”などの相談だった。胃の全摘手術を受ければ術後の体力回復が大変になる…できれば三分の一だけでも残せると社会復帰の状態が全く違う。医師に相談すると経過を観ながらという条件付きで2ヵ月の猶予が与えられた。
体力回復のための当院のフルコースを試みた。そして2か月後に手術を受けたところ胃が三分の一残せることになった…他の部位への転移はなかった。それでも医師からは術後の抗がん剤治療を勧められたが彼は断った。それから3ヵ月が経過した…彼は術後の回復が良くてとても元気。
しかし素人判断では危ないので私が懇意にしている東洋医学の信頼できる先生にお願いして7月29日に今の状態を専門的に検査していただいた。
その先生から私宛の診療情報をKさんが持参した…開封すると「胃ガンの手術がうまくいっているものと判断されました。本日のテストで胃や結腸に、細菌、ウイルス反応、有害物質の反応はなく、貴院の療術アドバイスで、病気の要因が除去されているものと思われました」と書かれていた。
二人の顔が希望に輝いていた…元気回復のお手伝いして一番うれしい瞬間だ。9月頃には社会復帰して再び元の職場で働くことになる。身体がトラブルを起こした要因はまだ完全に取れていない…これからの心身のケアが大切になる。