△ 新年会のあと仲間が5人が帰り道の居酒屋に立ち寄った…みんな70歳を過ぎた年齢のおっさんばかり。酔った勢いで、話題が日本海を挟むアジア諸国との問題に対する日本政府の外交を”平和ボケした弱腰外交!”などと決めつけてもりあがった。
「俺が総理大臣だったらこうする!」とまるで未来の総理5人が集まった新春座談会になったが喧しいだけでそこから先がなく堂々巡り。
注文していた湯豆腐を持って女将さんが一人一人に料理を出し終えた後真面目顔で「日本の国の名はどういう意味…だれがつけたの?」と皆の顔をいたずらっぽく見回しながら質問した。
すると今まで大声で政治論をぶっていた皆が一瞬でシ~~~~ンと静かになり急にビールを飲んだり、豆腐に箸をつけたりして場の様子が一瞬で変わった。
私はブログにも度々書いているし、事務所に壁にA-4に印刷したものを貼っているので知っていたがわざとこの席では言わなかった。多くの日本人が、日本に生れ、日本人として生活しながら『日本』の由来を知らないで過ごしている。これは何ボケなのだろう?
このブログを読んで「エッ…私も知らない」という人のためにMoreのページに境野勝悟さんの「日本のこころの教育」にあるやさしい文書を書き添えておく。
・日本人って何ですか?・・・
わたくしたちが生きているのは、太陽のエネルギーのお陰である。
古代の人は、太陽のことを、「お蔭様」ともいっていたのです。
つまり生命の原因は太陽であるということを、わたくしたちの祖先はすごく大事にしました。
実はそこから「日の本(もと)」という言葉が生まれてきたのです。
この「の」は格助詞の「が」と同じですから、「日の本」とは「日が本」つまり「わたくしのいのちは太陽が元だよ」ということです。
この「日の本」の「の」が抜けて「日本」という国名になったんです。
ですから、「日本人って何ですか」と聞かれたら、答えは簡単なんです。
「日本」という字を見ればわかります。
わたくしたちの命の元が太陽だと知って、太陽さんのめぐみに感謝をして、太陽さんのように丸く、
明るく、元気に、豊かに生きる。
これが日本人だったのです。