荒川静香さんは、これまで世界選手権など過去の大会でも受賞しているが、今回のオリンピックで獲得した金メダルは彼女のこれまでの生涯で最高の感動だったと思う。
私の人生の金メダルは何だろう?私の金メダルはもう受け取ってしまったのだろうか?私の中の最高の感動って何だろう。
小学校の運動会で一等になったとき、高校受験の合格したとき、結婚したとき、絵画展で入賞した時、柔道大会で準優勝したとき、娘の結婚式のときなど沢山の感動がある。
どれが最高だったのかというと、実はその時々に感動の種類が違っていて、過去のどれよりも最新のものに最高を感じていたような気がする。 過去の感動をグラフにしてその高さを測ることなど出来ないのだ。
私たちの人生でも、時々に様々な感動が準備されている。
華燭の式典『結婚式』では、これ以上ないというほどの華やかな祝福を受ける。多くの人が集まり、皆に祝福され、ひな壇の席に座り、1日中衆目を集め、最高の感動を味わう。
その最高の感動を超えてより高い感動を更新することは難しいような気がするがそうでもない。感動は瞬間であっていつまでも持続せずにすぐに忘れてしまう。だからいいのだ。
子供が生まれたときの感動、子供を育てる感動。ささやかなように見えるが感動の更新なのだ。毎日新しい感動が続く。
未来に大きな感動を期待して努力している人もいる。諦めて過去の感動を思い出し、過ぎ去った日々を懐かしがる人もいる。
ても感動は毎日の生活の中にいっぱい転がっている。人生の金メダルは一つではなく、毎日毎日感じた感動を全部集めたものがその人の金メダルなのだ。
これま体験した感動を思い出して書き並べてみよう、楽しかったこと嬉しかったことなど。それが各人の得た金メダルなのだ。
これからより豊かに感動を体験し続けることが、自分の金メダルを大きくすることになる。まだまだこれからなのだ『見果てぬ夢』を持とう。でっかい金メダルめざして。