二つの半球の働きにアンバランスが生じている場合には、必ず胸腺の活動が損なわれる。しかし幸いなことに逆もまた真である。つまり、胸腺が刺激されると、両半球のバランスが回復されるのである。
それゆえ胸腺の活動、生命エネルギーを高める要因の全ては、同時に両半球の協力を促し、その結果私たちの創造力を高め、人生を豊かにし、さらには緊張やストレスを和らげてくれる。
ストレスは、私たちを悪循環に追い込む。というのは、ストレスのためにいわば片側の脳だけを働かせるように強いられると、創造活動や問題解決がますます困難になり、そのたストレスを減少させることがさらに難しくなるからである。
やはり二つの半球は、一つの半球にまさるのである!
胸腺の賦活効果を実際に高めていただきたい。一番簡単なのは、ゴリラのドラミング(胸たたき)のように胸腺を数回たたく方法である。検査してみると、両半球のバランスが回復されているはずである。しかし、両半球のバランスをさらに高める方法も存在している。
それは詩を朗読することである。リズミカルに抑揚をつけて感情を入れて読むことである。
詩を読むことは明らかに両半球の活動である。というのは、文章を読む一切の活動に関与する左半球の言語能力と、右半球によって支配される音楽性。リズム感とが組み合わされた活動だからである。
歌を唄えば良いように思われるが不思議なことに、唄うことの効果はそれほど劇的でないのが普通である。それがなぜか不明である。
ジョンダイアモンド 「健康の鍵を見つけた」り抜粋
続きはまた明日・・・・・