私たちは、自分の衣食住の安定をまず考える。“自己満足”するために他人の物を奪う。他人よりも早く出世するために友人を蹴落としてでも勝ち残ろうとする。人間の持っている哀しい性である。それをコントロールできた人が聖人といわれるが、そんな人は稀にしかいない。
物を勝ち取れば『胸腺』は強くなり、物を失えば『胸腺』は弱くなる。われわれの日常は、どちらかといえば失うもの方が多い、勝負事を例にみると良く分かるはずだ。3割は儲けても、7割が損をするようにできている。だから当然『胸腺』が弱い人の方が多くなり病人が増えるのだ。
物質的に何も失っていない場合でも、時間が過ぎ去ると若さを失う。名声・財産に恵まれても命を失うことを危惧し『胸腺』を弱めてしまう。
お互いに奪い合うことは、お互いの『胸腺』を弱めあうことになり、お互いに与え合うことがお互いの『胸腺』を高めあうことになる。
“ありがとう”の言葉は、相手から『胸腺』を強くするような好意(行為)を受けた時に、反射的に出る感謝の言葉なのだ。『胸腺』が強くなることを感じて反射的に出る謝辞なのだ。
私たちは、毎日たくさんの人に囲まれて生活している。味方に逢うと『胸腺』が強くなり、敵に逢うと『胸腺』が弱くなる。周囲の人がみんな味方であれば『胸腺』が弱くなるようなことはないのだが現実には敵の数の方が多いのだ。
ということは味方を増やすこと、極端に言えば、敵をつくらないことである。商売の同業者を全部敵に回すのと、同業者として暖かく仲間意識を持って付き合うのとでは全く人生が変わる。
マザー・テレサの素晴らしさは全ての人を愛したことである。キリスト、釈迦、マホメット、モーゼみんなみんなわけ隔てなく人を愛した素晴らしい人なのだ。
さあ、今日からでも間に合うから“汝隣人を愛せよ”を実行しよう。自分の奥さんも、隣の奥さんも、その隣の奥さんも分け隔てなく愛そうではないか?????なになに、それはご主人を敵に回すことになるって・・・・・・なるほどなるほど・・・それではご主人も一緒に愛したらよいではないか・・・・・あとは知~らな~い。『胸腺』に聞いてよ!
続きは、また明日・・・・・