先輩を見送った寂しさをお祭りの忙しさに忘れていた。昨日町内役員のお祭りの打ち上げ会があった。会の終了後、家に帰るとNHKのBS放送叙情歌大全集が終わったところだった。
妻が「とても素晴らしい歌があったわ」といって歌詞をメモ書きしていた。 中島啓江が歌った『千の風になって』だった。
わたしのお墓の前で 泣かないで下さい
そこに私はいません 死んではいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹き渡っています
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹き渡っています
あの大きな空を 吹き渡っています
この歌を私は知っていた。以前知人から贈って頂いたミュージカル『THE玄峰』の最後に出演者全員によって合唱され大きな感動を受けたその歌だった。
私はそのビデオを取り出しその大合唱のシーンを見つけた。そして妻と二人で何度も何度もこの詩を歌った。
先輩の死の悲しみが不思議に消えていた。
死んではいません 千の風になって あの大きな空を吹き渡っています
この歌を心に刻んでいずれ私も千の風になって先輩とともにあの大きな空を吹き渡りたい。
武器を持たず国をかえた人、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・・戦中・戦後の日本を救った名僧『山本玄峰老師』に優しく癒された。
THE 玄峰
平成16年11月7日上演
企画 ・・・世界遺産登録推進
ミュージカル本宮実行委員会
制作 ・・・アンドリュース
TEL 079-26-3858
山本玄峰老師に関する著書
再来 山本玄峰伝 著者 帯金充利 出版 大法輪閣