嶋野榮道老師と対面されしばらく時間をおいたある日、真民先生お住まいのタンポポ堂をお訪ねし、1時間ほどお話をさせていただいた。そのとき帰りにおみやげとして戴いたのが『円』を力強く書かれた色紙だ。先生のおそばでいつも作品を観ている重信幸廣氏が、真民先生が書かれた『円』の中で一番だと激賞してくれたものだ。
嶋野榮道老師から『奇跡は喜積から』と知らされ、92歳にしてさらに新しい力を得た真民先生の底知れぬ活力がみなぎっている。
『氣海丹田』からほとばしる命の輝きだ。2001年6月15日その色紙額を店内の奥座敷の入り口に飾った。その夕方7時頃ツバメ2羽が店内に飛来し、閉店の8時までこの『円』の額の傍を離れなかった。そのとき記念に撮影した1枚だ。
真民先生は酉年生まれ、先生には鳥にまつわる話がたくさんある。